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耳鼻咽喉科

概要

「あんしん、あんぜん、あたたかい診療を心掛けております」

ゆったりとした外来診療室

耳鼻咽喉科外来診察室

耳鼻咽喉科領域全般について診療を行っています。
ただし、がんなどの特殊な病気については診断までは可能ですが、手術などの治療を必要とする場合は近隣の大学病院やがん治療専門の施設などへ紹介させて頂いています。

当院は原則紹介予約制ではありますが、緊急を要する場合、当科では予約なし・紹介状なしでいらっしゃった患者さんも積極的に当日に診察しております。お気軽にご相談ください。
なお、手術などの状況によっては受診ができないこともあり得ますので、当日受診をご希望の場合、事前に電話を頂きたいと思います。

当院耳鼻咽喉科の特色

1. 鼻副鼻腔疾患に対する内視鏡下鼻内手術

内視鏡下鼻内手術は、侵襲が少なく、術後の顔の腫れ、しびれなども殆どありません。入院期間は5~6日で、退院後もすぐに職場復帰が可能です。
軽症例では、局所麻酔下の日帰り手術も可能です。術後に鼻内に入れた止血用の綿やシリコンなどを抜く時は多少の痛みがありますが、鼻づまりで長い間苦しんでこられた方々は、術後に鼻の通りが良くなると、「何でもっと早く手術しなかったのだろう」と口を揃えたようにおっしゃいます。
また喘息の患者さんは副鼻腔炎を合併することも多いですが、副鼻腔手術を行うと喘息発作回数が減少するという研究報告(海外)もあります。当院でも喘息を合併した副鼻腔炎の手術に多く取り組んでおります。

それと同様に、近年「好酸球性副鼻腔炎」という難治性の副鼻腔炎が増えており、国の難病指定になっています。当院では難病指定医の資格を有し、好酸球性副鼻腔炎の治療も積極的に行っております。
また、鼻中隔弯曲症やアレルギー性鼻炎(スギ花粉症を含む)のために鼻づまりで悩んでいらっしゃる方々も多いですが、手術によって鼻づまりが解消すると睡眠の質も改善し、熟睡できると言われていますし、生活一般が楽になります。鼻づまりでお困りの方は是非一度ご相談ください。

2. 睡眠時無呼吸症候群およびいびきに対する診断・治療

日本人の2~4%(200万人以上)が睡眠時無呼吸症候群に罹患しているといわれております。いびきで悩んでおられる方はさらに多いと思います。
当院では、「いびき外来」を水曜午後に開設しております。まずは初診時に簡易検査(在宅)を行います。
その結果を踏まえて、以下の治療手段を検討します。
 ①耳鼻咽喉科的手術(鼻・咽頭手術)
  手術が必要な方は、主に口蓋扁桃が大きいとか、鼻がつまって口呼吸になっている場合が多いです。
  特にお子さんの場合は、鼻の奥のアデノイドが大きいことと、口蓋扁桃肥大が主な原因ですが、寝ているときに
  呼吸が苦しそう、前胸部が凹む、体重が増えにくい、夜尿などの症状がある場合は睡眠時無呼吸が疑われます。
 ②経鼻的持続陽圧呼吸療法(Nasal CPAP)
  Nasal CPAP療法は長期的な治療継続が必要ですので、患者さんのお住まいや職場に近いなど通院しやすい施
  設をご紹介しています。
 ③歯科装具による治療
  歯科装具については当院の歯科口腔外科に依頼し、作製してもらっております。中等症以上の方に対しては効果
  判定のために数ヶ月後に再度睡眠簡易検査で行っています。
 ④その他
  アレルギー性鼻炎が酷い方でも、手術をご希望されない場合、内服薬や点鼻薬を使用します。それなりの治療
  効果はあります。
  うるさいいびきや夜間無呼吸を指摘される方は受診し、検査されることをおすすめします。

いびき外来についてはこちら

3. 中耳疾患に対する治療

真珠腫正中耳炎や滲出性中耳炎などの慢性中耳炎に対しても治療を行なっております。鼓膜単純穿孔に対して鼓膜形成術を行う際、外耳道の狭い症例でも極細耳用内視鏡があるため、耳の穴から操作を行う方法(経外耳道アプローチ)で外来日帰り手術も可能となっています。
入院しないと手術できないと言われ、手術に踏み切れないでいた方のなかには日帰りでできる可能性もありますのでご相談ください。

主な医療機器

鼻、頭頸部検査機器

  • 電子スコープ
  • ストロボスコープ
  • 小児用微細ファイバースコープ
  • 硬性内視鏡(鼻腔、喉頭)
  • 耳管機能検査装置
  • オルファクトメーター
  • ネブライザー装置

聴覚・平衡機能検査機器

  • 全自動オージオメーター
  • インピーダンスオージオメーター
  • 重心動揺計
  • 赤外線フレンツェル
  • ENG
  • ABR

手術機器

  • 鼻内内視鏡機器(ストルツ社製ハイビジョンシステム)
  • 足川式鼻内手術機器
  • 顕微鏡(ツァイス社製)
  • 耳手術機器
  • ラリンゴマイクロ手術機器
  • 扁桃アデノイド手術機器
  • XPSドリルシステム
  • 超音波振動メス(ハーモニックスカルペル)
  • ナビゲーションシステム

内視鏡下副鼻腔手術風景

内視鏡下副鼻腔手術風景

  • ハイビジョンシステム
  • XPSドリル
  • ナビゲーションシステム








上記の最新設備を駆使しながら常に安全を心掛け、手術を行なっています。

スタッフ紹介

氏名役職専門資格
志和 成紀
(しわ まさのり)
部長耳鼻咽喉科全般
特に副鼻腔疾患に対する内視鏡下鼻内手術、いびき・睡眠時無呼吸症候群、中耳疾患
日本耳鼻咽喉科学会専門医
東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科准教授
耳鼻咽喉科専門研修指導医
好酸球性副鼻腔炎難病指定医
杉田 佑伊子
(すぎた ゆいこ)
医員耳鼻咽喉科全般日本耳鼻咽喉科学会専門医
好酸球性副鼻腔炎難病指定医
新村 一
(しんむら はじめ)
医員耳鼻咽喉科全般

診療実績

手術件数と内訳(外来日帰り手術も含む)(平成29年4月~平成30年3月)
内訳手術名件数
鼓室形成術(3)、鼓膜形成術(2)
5件
鼓膜チューブ留置術28件
耳瘻管摘出術(2)、内耳窓閉鎖術(1)3件
鼻・副鼻腔内視鏡下副鼻腔手術 *151件
鼻中隔矯正術 *90件
下甲介切除術 *184件
経鼻腔的翼突管神経切除術(24)、鼻腔腫瘍(3)27件
鼻茸切除術(8)、鼻骨骨折徒手整復(1)、下垂体(1)10件
口腔・咽頭アデノイド(24)・扁桃摘出術(45)69件
いびきに対する軟口蓋形成(UPPP)5件
唾石(4)、舌、口腔良性腫瘍(7)11件
喉頭・気管・食道声帯ポリープ切除4件
気管切開術1件
頸部・唾液腺耳下腺(2)、顎下腺(3)5件
頸部リンパ節摘出術6件
599件

*鼻・副鼻腔疾患の場合、同一患者に数種の術式を行うことがあり、かつ両側手術の場合2件と換算。