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リハビリテーション科

概要

  • 当院では発症急性期から、早期日常生活活動(ADL)の自立、早期在宅復帰を目標として、集中的かつ専門的なリハビリテーションを行っています。

リハビリテーション科スタッフ

  • 脳血管疾患等リハビリテーション(I)、運動器リハビリテーション(I)、呼吸器リハビリテーション(I),
    心大血管疾患リハビリテーション(I)、がん患者リハビリテーションの施設基準を有し、また日本リハビリテーション医学会研修施設にも指定されています。

  • リハビリテーション科病床として1床(一般病床)を有しています。

  • 平成16年10月から東京都区西北部二次保健医療圏における地域リハビリテーション支援センターに指定され、リハビリテーション科がその中心的な役割を担っています。

診療内容

入院でのリハビリテーション

急性期のリハビリテーション
院内他科からの依頼により、廃用症候群の予防、早期ADL改善を目指したリハビリテーションを実施しています。特に脳疾患患者に対しては、当院はSCU病棟を有しており、脳神経外科、神経内科と密接な連携をとりつつ、急性期からADL向上に向けて積極的な対応を行なっています。また、運動器リハビリテーションとしては、スポーツ障害に対するリハビリテーションに力を入れています。(整形外科ページ参照
他に、がん手術予定患者(外科)の「術前」からのリハビリテーション介入、急性心筋梗塞患者に対するリハビリテーション介入、糖尿病教育入院患者に対する運動療法実施および指導も行っています。
リハビリテーションの必要性のある患者に対しては、土曜日も訓練を実施しています。
またリハビリテーション科医師およびスタッフが栄養サポートチーム(NST)、呼吸療法サポートチーム(RST)、心不全チーム、糖尿病療養チーム(DECT)、排尿ケアチーム、口腔・嚥下サポートチーム、転倒転落パトロールに参加し、早期リハビリテーション介入必要患者のスクリーニングも行っています。

外来でのリハビリテーション

外来通院でも理学療法、作業療法、言語聴覚療法を行っています。また外来では以下の対応も行っています。
  • 義肢・装具外来(義肢・装具の作製、調整、相談など)
  • 筋電図検査(末梢神経障害、神経筋疾患の診断、評価など)
  • 嚥下障害に対する対応
  • 高次脳機能障害に対する対応
  • 上下肢痙縮に対する治療(ボツリヌス治療など)

地域リハビリテーション支援センター・高次脳機能障害支援普及事業

地域リハビリテーション、高次脳機能障害支援に携わる関連職種のレベルアップ、医療・福祉間の効果的な連携に向けての支援を行う目的で相談事業、講演会等の実施、事例発表検討会の開催等を行っています。
地域リハビリテーション支援センターホームページ参照
高次脳機能障害支援普及事業ホームページ参照

ボツリヌス治療のご案内

脳卒中などの疾患で生じる上肢、下肢の痙縮(筋肉のつっぱり)に対する治療の一つであるボツリヌス治療を行っています。
ボツリヌス治療は、ボツリヌス菌が作り出す天然のたんぱく質(ボツリヌス毒素)を有効成分とする薬(ボトックス)を筋肉内に注射する治療法です。
ボツリヌス毒素には、筋肉を緊張させている神経の動きを抑える作用があり、このボツリヌス毒素を注射すると筋肉内の緊張をやわらげることができます。

ボツリヌス治療をご希望の方は、まずは当院リハビリテーション科のボツリヌス痙縮外来をご予約下さい。診察により、ボツリヌス治療の適応を検討し、適応がある場合は、治療およびリハビリテーションを計画いたします。

ボツリヌス痙縮外来のページへ

診療実績

入院リハビリ疾患別状況(令和2年度)

疾患人数
脳・脊髄・神経系133
骨関節系329
心・血管系疾患134
呼吸器疾患(肺炎、COVID19含む)
112
腎臓疾患36
消化器・肝胆道系疾患75
感染症(肺炎以外)40
精神疾患20
悪性腫瘍304
術後(悪性腫瘍以外)32
その他9
糖尿病44
合計1,268

痙縮に対するボツリヌス治療実績(令和2年度)

実施内訳人数
上肢のみ15
下肢のみ9
上下肢18
合計42

医師紹介

医師名役職専門所属学会・資格
中島 英樹
(なかじま ひでき)
医長リハビリテーション科全般日本リハビリテーション医学会認定臨床医
リハビリテーション科専門医
リハビリテーション科指導医
身体障害者福祉法15条指定医(肢体不自由)

リハビリテーション科訓練部門

理学療法(PT: Physical Therapy)

麻痺に対する治療。痛み治療。患部を保護する日常生活の指導。手術後の管理。廃用症候群の予防(筋力低下の予防・関節が固くなることの防止・呼吸機能の維持)。松葉杖指導などを行います。

理学療法室



◆早期からのリハビリ開始
 脳血管障害・整形外科・廃用症候群(呼吸器疾患・循環器疾患・外科の術後・精神疾患)など発症後すぐ
 に、リスク管理のもと早期リハビリを開始します。
 また当院ではICU、HCU、SCU(脳卒中ケアユニット)を設置しており、超早期からリハビリを開始します。

ベッド上でのリハビリ場面

◆その他の当院での取り組み
・糖尿病教室
  入院・外来の患者様を対象に、月に1回、多職種(医師・看護師をとはじめとした)と共同で講義を行っていま
  す。   
・呼吸サポートチーム(RST)
  人工呼吸器の離脱のため週に1回、多職種と共同で回診を行っています。
・心不全チーム
  多職種と共同で週に1回の心不全患者に対してのカンファレンス、月1回の心不全教室の開催を行っています。
・排尿ケアチーム
  多職種と共同で週に1回の下部尿路障害を有する患者に対してのカンファレンス、回診を行っています。

作業療法(OT: Occupational Therapy)

作業療法では身体や精神に障害のある方が、その方らしい生活を送ることが出来るように支援します。
基本的動作能力(運動や感覚、心肺、精神や認知などの心身機能)、応用的動作能力(食事やトイレ、家事など、日常生活で必要となる活動)、社会的適応能力(就労・就学・地域活動参加)を維持・改善するために機能訓練や目的に応じた作業活動を行います。また、介護者指導、支援機関との連携、福祉用具に関するアドバイスを行います。
主な対象疾患は脳・神経疾患(脳卒中、パーキンソン病など)、整形外科疾患(骨折、腱板損傷など)、悪性腫瘍(乳がんなど)、廃用症候群(術後、長期臥床に伴うものなど)です。

骨折・麻痺・筋力低下などの機能低下に対し、入院早期から改善に向けて働きかけます。また、残された能力を活かせるような訓練もします。

乳癌術後の患者さん全員が術後早期から作業療法を受けます。

調理・清掃・洗濯など様々な応用動作行為を行えるように練習します 
また福祉用具(自助具)の紹介もしています。

患者さん一人一人の目標(社会復帰や認知機能維持のためなど)に合わせ、入院前の趣味を活かして楽しみながらできる作業活動なども取り入れています。

注意・記憶・判断等の認知機能や高次脳機能の障害に対し、作業課題を通して働きかけます。

標準型車椅子が合わない方に、身体に合った車椅子やクッションを貸し出します。様々な種類を用意しています。

言語聴覚療法(Speech Therapy)

脳血管障害等の後遺症(失語症、高次脳機能障害、構音障害・嚥下障害など)を対象に、機能回復訓練を行います。



◆失語症のリハビリ
 言いたいことばが出て来ない、人の話を聴いても理解できない、読み書きができない、など意思疎通に欠かせない
 ことばのリハビリです。

◆高次脳機能障害のリハビリ
 記憶や注意力などに問題がある方へのリハビリです。

◆構音障害のリハビリ
 ろれつが回らない、声が出しにくい方へのリハビリです。

◆嚥下障害のリハビリ
 飲み込みが困難になった方へのリハビリです。

◆その他の活動
 医師・歯科医師・看護師・歯科衛生士・栄養士など多職種と連携した活動も行っています。
  口腔・嚥下サポートチーム
  栄養サポートチーム(NST)